あとがき
懇親会が終わるまでが店長会です。
大人数での会食が得意でないぼのこ。
無事、発表役の役目を終えたと思ったのもつかの間
気分は一気に憂うつに…
さて、マキコさんの言った
「つもりになりがち」
という言葉。
実際、私自身もつい
「わかったつもり」
「知っているつもり」
になってしまうことあるんですよね。
伝聞から得る情報や知識というのは
あくまで確率的なものであり
そこから考えられる原因分析の多くは
確率的推論にすぎません。
例えば「AならばB」という
知識を私たちが持っていたとして、
「Bである 」という事実(=X)が
目の前に存在することで
私たちはつい
「Xの原因はAにちがいない!」
と考えてしまうのです。
これを今回のケースで当てはめてみた場合、
「人員が少ない(A)と売上が取れない(B)」
「東の百貨店は売上が取れない」=X
「東の百貨店の売り上げが取れない(X)
原因は人員不足(A)だからだ!」
と考えてしまいがち…
しかし実際には
①人手不足が原因かもしれないし
②人手不足は多少関係はするものの
もっと深刻な要素が根の部分にあるかもしれなし
③人手不足は全く関係なく全く別の原因が存在するのかもしれない
つまりこれがどういうことなのかというと
伝聞から得た知識や情報というのは
あくまで「○○の確率が高いよ」というものであり、
その時の周り、あるいは自分自身の
状況や環境によって
その確率というのは揺らぎを伴うということ。
どんなことでも結局最後は
自分自身の手で
実際に試してみるしかないのです。
伝聞による知識や情報はあくまで
自身が行動する際の参考資料程度に
事実は自分の手で掴むもの
そう思うぼのこなのでした。
次回へ続きます!
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店長になるまでのお話に加え
描き下ろしの限定エピソードも収録しています✨
ぜひお手にとってもらえると嬉しいです🙇♂️